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概要

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Saga University Library Bulletin,No.40,August 2016本館1階にラーニング・コモンズを整備しました本館では、大学教育のアクティブ・ラーニング化を支援するためにラーニング・コモンズを整備し、3月25日(金)にリニューアルオープンしました。これまで、館内の一角に可動式の机・椅子を配置したラーニング・コモンズ的機能を持つエリアを備えていましたが、今回の整備により1階フロアのほぼ全面を学生のアクティブ・ラーニングが可能な空間とすることができました。ラーニング・コモンズのコンセプトは、「知に出会い」「ともに学び創造する」「さまざまな居場所」としました。従来の可動式の机・椅子等を配置したエリアを単純に拡大するのではなく、学生の多様な学習スタイルに対応可能な学習環境や様々な形での学生の居場所を提供できる空間作りを目指しました。具体的には、波型の書架にシラバス関連図書や新着図書を配架、その書架の間にグループワークができるテーブルを点在させました。ホワイトボードやノートPCと接続可能な大型ディスプレイなど、グループディスカッションで役立つツールも利用できます。書架は色をホワイトに替え、カーペットを張り替え、全体的に明るい雰囲気になりました。エントランス近くには、円柱を生かしたソファや個性的な形をした椅子を揃え、気軽に立ち寄れる場を意識した作りとなっています。1階のマップ、各スペースの写真は次ページに示しています。1階がアクティブに利用できるエリアである一方、2階・3階はサイレントエリアとし、静かに個人学習を行う空間としています。今回の整備に当たっては、図書館が中心となり、滝澤登全学教育機構副機構長(当時)をチーフとして、建築学を専門とする工学系研究科の田口陽子准教授、アクティブ・ラーニング手法による授業経験等の豊かな教員3名、教員からの推薦や公募により参画した学生10名、図書館職員3名で構成されたワーキンググループが8ヶ月に渡って検討を行いました。改修工事のため、2月8日(月)~3月10日(木)までは休館、3月11日(金)以降は利用ができる場所を制限し一部開館(大学入試日は除く)、3月25日(金)に全面開館いたしました。リニューアルオープン後、初めて図書館を訪れた利用者からは、「明るくなった」、「おしゃれ書架イメージ(模型製作:都市工学専攻田口研究室)4