貴重書常設展示
「小城藩日記にみる佐賀藩の種痘」
のお知らせ
附属図書館所蔵の小城鍋島文庫とは、小城鍋島藩の藩主の家に、代々伝えられた和漢の古典籍
および歴史史料を中心とした、総数約一万点におよぶコレクションです。
江戸時代の佐賀藩の支藩・小城藩の記録である「小城藩日記」に多く出てくる疱瘡(天然痘)は、
古くから世界中で猛威を振るい、多くの人びとが命を落としました。江戸時代の日本では、疱瘡の
予防接種(種痘)として、患者の膿やかさぶたを健常者に接種させる「人痘法」が一部の地域で
行われましたが、安全性が充分ではありませんでした。
一方ヨーロッパではジェンナーが牛痘法を発明し、その安全性の高さから広く普及しました。
日本では嘉永2年(1849年)、佐賀藩が初めて導入し、全国に広がりました。
今回の展示では、佐賀藩が小城藩領で実施した種痘を中心に、「小城藩日記」に収録された疱瘡
関係記事をご紹介します。
■展示期間 令和6年1月9日(火)~3月28日(木)
■展示場所 附属図書館本館4階 貴重書展示エリア
■展示史料一覧
小城鍋島文庫
史料名 | 年 代 |
小城藩日記 | 宝暦7年 |
小城藩日記 | 寛政7年 |
小城藩日記 | 安政4年 |
小城藩日記 | 元治元年 |
小城藩日記 | 慶応元年 |
小城藩日記 | 安政6年 |
▼こちらで過去の展示内容が確認できます
https://www.lib.saga-u.ac.jp/original/kichosho_tenji/
<<問い合わせ先>>
佐賀大学附属図書館総務担当
Tel:0952-28-8902
Mail:toshosomu@mail.admin.saga-u.ac.jp